"不思議な話"


何を隠そう怖い話が大好きで。
稲川淳二の怖い話は特に良いですよね。
私ちょっとした拘りみたいな物がありまして、
物理的な怖さよりも内面的というか見えざる者に対するそれ
の話が好きなんですよ。
人肉のシチューとか、そんなんは物理的で今一つ雅さにかける。
ぶっちゃけた話アメリカ的な怖さだなって思うんですよ。
日本の雅な恐怖って有るじゃないですか。
言うなれば、葛飾北斎の描くような、本来あるわけないもの
こういった物って雅で美しいとすら言える気がするのです。

ちょっと暴走してしまいましたが。
そういった見えざる何かをテーマにした怪談は、
ほんの数百年遡ると夜は闇に包まれよく物が見えない世界が
広がっていた日本らしい当に文化だと思います。
そのままの形で語り継がれたもの。
時代にあわせ形を変え語られるもの。
新しく生まれた話。
これらの話の形成過程ってすごいなぁって思うんですよ。
最初はなんでもない見間違えかもしれません。
昨晩大川の辺に人影のようなものが。。。という話が
それを聞いた人は確かあの変で○○さん家のむすめさんが
なくなったことが有ったねぇなんてつけたし話して
それを聞いた人は○○さんの娘の幽霊が夜な夜な大川の辺で泣いている
にかわってしまうわけだ。
しかしながら、全てが尾鰭がついた噂、
で片付けてしまうのは楽観的過ぎる、と思う。
5個に1個?10個に1個本当の話が有ったとしたら?
私は不思議なことは有ると信じています。


私の唯一の実体験の話をしたいと思う。
私、去年の夏に大学のインターンシップという、
企業に行って研修をする制度で隅田川近くのとある企業に行って、
社員の人の手伝いやら何やらやっていたんですけどね。

ある日任せられた事が旨く進まずに定時は5時までのインターンなんですが
8時くらいまで押しちゃって(今考えると普通ですね)
まだ残ってる社員の人に「お先失礼しマース」とか挨拶して部屋を出たんですが
手伝っていた課が5階だったと思います。
2階のホワイトボードの名前を裏返しに行くのに、
階段で降りるのは億劫だったんでエレベーターで降りたんです。
ぐわーって上がってきて開いたんで入って2を押しました。

よく考えるともう総務もしまってるから
ホワイトボードに行く必要なかったんですね。
でも押しちゃったし二回で降りて歩いて帰るかって思って
ほかの階のランプは着いてなかったので二階まで直行できると思ったんですがね、
三階で止まるんですよ、扉が開いたんですけど明らかに階が違うんで

ドアから顔を出して見回してみたけど誰も居なくって、

「おかしいなぁ誰か押したけど階段で移動したのかな?」
とかいって気にも留めなかったんですがね。

二階に着いたんです、階段は左でエレベータから降りようとしたとき

エレベータの右のガラスに白い影が見えたんで
社員の人が居るんだなと思って何の気なしに
右側に顔を向けて挨拶しようと思ったら誰も居ないんですよ。

あれっと思ったんだけどガラスに自分が反射したんだろ
なんて思って気にしないようにしたんですね。
そのまま階段で一階に下りてみると其処にある筈のない
エレベータのインジケータが来てたんで。

「うわぁーまずいもんに会っちゃったかも」って思ったんだけど
あれはガラスの反射だって
自分に言い聞かせるように駅まで行って電車に乗った。

車窓の外は都内と言えど暗いところもあって
その闇とガラスで鏡のように車内が映し出されていた。

その鏡に映ったのは赤いチェックのシャツを着た自分で、
エレベータで見たのはワイシャツと勘違いするほど白い影だった。
あのときの影、私以外の何者かがエレベータに乗っていたのでしょうか。

現状を目の当たりにして
私自身は怖いと言うより不思議と言った感じだった。

その後姿こそ見てないがエレベータが
何度か誰も居ない階で止まる事があった。

こんな経験をしました。


この話は中学時代からの悪友のY君に聞いた話です。
そいつね、いつだったかお婆さんが亡くなって、
それから暫くお婆さんの部屋は物置の様に使われてたたんですけどね。
法事なんで、爺ちゃん家のその部屋も物を片付けることになってね。
で、何か面白いもの有るんじゃないかって、率先してYが片付けてたんだけど
山済みになった物の中に目を引く箱があってね、開けてみると
古い日本人形が入ってたそうなんですが
なんでか取り出して見てみようと思って頭を掴んで
引っ張り出したら頭だけ取れちゃって
やっちゃた的な雰囲気で元に戻してちょっと苦笑いで、スルーした。
で色々かたしてる家に暗くなってきたんで帰ったそうでね。
その日の夜Yが寝てると、妙に寝苦しくて夜中目が覚めたんですよ。
で時間確かめようと薄目開けてみたらそこに
黒い人形の影がぼんやり浮かんでてね、もう怖くって
ひたすら心の中で謝り続けてたらフッと体が軽くなって
もう人形の影は消えてたそうです。
そんな話を聞かせてもらいました。


これはインターネットで見つけた話。(他所さんからのパクリって意味じゃない。)
家の近所に八柱霊園っていう、この辺じゃ有名な心霊スポットがある。
昼間いく分には、小奇麗で公園みたいな良い墓地なのだが
13区画に無縁仏があり其処に出る幽霊がいるそうです。
臆病者の私は行きませんが。(っていうか一人で行ってもつまらないでしょ)
っでね空けてはいけない部屋さんで紹介されている。
もう一つの話。正門から只管東に進んだ所にある一枚の不自然に新しい壁。
これって実はY字路になってるから事故が起きてもまぁ有り得るのよね。
しかし最近googleのストリートビューなるものができて一寸心霊探訪してたの。
で其処の写真が これね顔認識で顔の部分にボカシがかかる様にできてます。しかし。
写真を交差点方向に向けてもらうと解かるように何も無い所に大きくボカシが入ってしまってます。
。。。。
まさかね。。。。。
っで13区画を外から覗いて見ましょう。
いるやんwww
妙に存在が希薄で顔色の御悪いおじ様がwwww
まずいなぁ
どうしよ